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ガンプラをカトキ立ちでかっこよく飾ろう!素立ちのポージングを解説

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素立ちの基本・カトキ立ち(S字立ち)でのポージングを学ぶ

作ったガンプラは最後に何らかの方法で飾ると思います。また、カメラ好きな人は撮影も行うのではないでしょうか。

本記事ではガンプラがかっこよくなる素立ちでの立たせ方、特にカトキ立ちと呼ばれるポージングを考察・解説します。

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同じガンプラでも立たせ方で変わる

全く同じガンプラを特に何も意図なく立たせたもの、ポージングを意識したもので比較します。

この写真は同じガンプラの素立ちですが、立たせ方のポージングで印象が変わることがわかります。

特に何の意図もなく棒立ちに立たせたガンプラ画像です
立たせ方を意識して工夫したガンプラ画像です

ガンプラの立たせ方・2大潮流と言葉の整理

立たせ方やポージングの定義に関しては諸説あり、同じ言葉でも捉え方が若干異なるケースが多いです。

そこで、人によって異論あるとは思いますが当ブログ内では以下のように整理させてください。

前提として、ガンプラの素立ちポージングを考える上でこの3つの言葉が重要になります。

  • 素立ち
  • カトキ立ち(S字立ち)
  • ガワラ立ち

素立ちとは?

特定の射撃ポーズやサーベルを抜いたポージングではなく、素の姿で立っているポージングを素立ちと呼びます。

ガンプラにおける立たせ方、ポージングの基本となります。

カトキ立ち(S字立ち)とは?

カトキ立ちのポイント

  • 脚を肩幅程度に開く
  • 胸を張り、肩を怒らせ気味
  • 顎を引き気味
カトキ立ち(S字立ち)を意識したガンプラの立たせ方です

当ブログ内では「カトキ立ちとS字立ちは同じ立たせ方」ということにさせてください。
※これも人によって捉え方が違います

メカニックデザイナーであるカトキハジメさんが設定画で用いた立たせ方から連想されてその通称が付いたようです。

この立たせ方が、素立ちポージングのメインストリームです。

現代ガンプラの潮流

カトキ立ち(S字立ち)は、現代ガンプラで恐らく最もスタンダードな素立ちの立たせ方です。

それもそのはず、カトキハジメさんはガンプラデザインの監修も多く行っています。

箱絵だけでなくガンプラ自体のデザインにも、そのマインドは多く受け継がれています。

現代のガンプラに触れる人が、カトキハジメさんのイラストを源流とするカトキ立ちをかっこいいと感じるのも、とても自然なことだと思います。

カトキハジメさんと言えばコレ!

80年代の本ですが、今なお色あせない名作ガンダム・センチネルです。
ひらがな表記「かときはじめ」名でデザイン他各パートに携わっており、20代だったカトキハジメさんの貴重なインタビュー、考え方、イラスト等がたっぷり堪能できます。

カトキハジメさん自身がモデラーのためのスジ彫りデザインを意識してイラストを描いている趣旨のコメントも見られ、ガンプラモデラーにとってはバイブルのような本です。

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ガワラ立ちとは?

ガワラ立ちのポイント

  • 脚はあまり開かない
  • 目線は水平方向
ガワラ立ちを意識したガンプラの立たせ方です

先ほどカトキ立ちさせたガンプラと同じ、HGガンダムMk2(サイコさん)です。今度はガワラ立ちを意識した立たせ方にしました。

こちらは旧キット箱絵のガンキャノンです。ちょっとした軽いポーズが付いてはいるものの、基本はガワラ立ちですね!

軽めのポージングが付いていますが、これぞガワラ立ち 旧キットの箱絵を撮影しました

80年代ロボットアニメ黄金期を彷彿とさせる凛々しく力強い立たせ方です。

初代ガンダムを始めたくさんのロボットをデザインされた偉大なメカニックデザイナー、大河原邦男さんが設定画で用いた立たせ方からその通称が付けられたと思われます。

当時のプロポーションである旧キットを改造する際は、このガワラ立ちできることを意識して改造するモデラーさんが多いです!

2大立ち方に共通する考え方

どちらも元は設定画を起点に人気の出た立たせ方です。

設定画のため、その機体の全体像が良く見えるような工夫が凝らされています。

カトキ立ち(S字立ち)させるやり方

続いては、実際にカトキ立ち(S字立ち)になるガンプラの立たせ方を解説していきます!

カトキ立ちのためのポイント4点です
カトキ立ち(S字立ち)のポイントを実際に撮影した画像から図解します

ポイントは4つです。

  • 顎を引く
  • 腹筋を締める
  • 脚を開き、しっかり地面を踏みしめる
  • 肩を上げ怒り型気味にする

顎を引く&腹筋を締める

カトキ立ちのための重点ポイントです 顎を引くこと、腹筋を締めること

筆者はこの2点が最優先だと考えています。

まず、顎を引くことによってアイカメラの角度を調整することができます。

ガンプラは顔が命。ガンプラは無機物のメカでありながら、人型特有のキャラクター性も持ち合わせています。

このため、表情を形作る目の形状は印象を左右します。顎を引くことで、視線に鋭さが生まれます。もちろんお好みですが、鋭さを感じる表情が好みの方は顎を引くカトキ立ちが良いでしょう。

顎を引くと、アイカメラの角度が変わり視線に鋭さが生まれます

体幹部も重要です。人間で言う腹筋に力を入れた状態にすると力強さが増します。また、人体の背骨と同じS字カーブになり自然さを感じます。

S字立ちの【S字】は、この背骨のS字カーブを指しているはずです。

ポージングの観点からは、若干脚の角度を後ろにして股関節を上向きにする立たせ方となります。

両脚を肩幅程度に開き、肩を上げて怒り肩気味に

カトキ立ちのための重点ポイントです 脚を開いて力強く地面を踏みしめること、怒り肩にすることです

これも非常に重要です。

カトキ立ち(S字立ち)で両脚は特に特徴的なポイントです。両足を開き、自然な形でしっかり地面を踏みしめます。この時足首の角度をきちんと調整し、地面を踏んでいる状態にするのが理想的です。

撮影時のコツ

ここまでは立たせ方でした。

続いて、撮影派の方向けにちょっとした撮影時のコツもご紹介します。

カメラのレンズの位置をどこにするかによって雰囲気が変わります。ご自身のお好みでレンズ位置を決めてみてください。

斜め下からの撮影

ガンプラをアオリ撮影したものです 巨大さが演出できます

アオリ撮影と呼ばれる角度です。被写体の斜め下から見上げるように撮ります。

効果として、まるで足元から機体を見たように見えるためモビルスーツの巨大さを演出することができます。

ガワラ立ちの語源・大河原邦男さんの描く設定画もこのようにあおり気味の画角になっています。

斜め上からの撮影

俯瞰撮影した角度です 全体像がわかるので、ガンプラ作例の撮影に最適です

少し斜め上から見下ろすような角度です。俯瞰撮影と呼ばれます。

俯瞰撮影は空中から撮影したようなイメージになり、モビルスーツの全体像が良く見えます。

ガンダムセンチネルを生んだ模型誌・モデルグラフィックスの作例写真でよく登場します。

このため、モデラー達からは「モデグラ風」なんて呼ばれ方をすることもありますね。

なお、ちょっとした撮影に使えるスケッチブック/ノート、物撮りノートについても別記事で紹介しています。

持ってるガンプラがカトキ立ち(S字立ち)できない!

カトキ立ち(S字立ち)できるよう頑張って改造しよう!

このカトキ立ち(S字立ち)、現代のキット・・・特にMGやRGならばなんと!大半が無改造で実現可能です。

一方で、一部の可動域を最優先したHGや2010年より前のキット等では(MGでも)難しいでしょう。

この場合は、自分が納得いく素立ちになるよう改造にチャレンジしましょう!

当ブログでも、代表的なプロポーション改造を紹介していますので、よろしければご覧ください。

ガンプラのかっこいい立たせ方・まとめ

  • 同じガンプラでも立たせ方で大きな違いが出る
  • 現代ガンプラの基本となる立たせ方は「カトキ立ち(S字立ち)」
  • 撮影する人は、撮影角度を工夫すると好みの写真に仕上がる

お気に入りのガンプラをかっこよく立たせてみてください!

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