HG ジムスナイパー2の完成品作例および改造と塗装の方法をまとめました。
本記事は特に狙撃時のポージングの改造方法をわかりやすく解説します。
パーツ交換なども駆使し、改造経験が少ない人でもチャレンジできるよう重要ポイントを解説します!
これ、どうやってたか知りたかったんだよなー
あんまり可動改造したことない人にもできる?
できる!!!!
松竹梅コースを用意してみました。
改造未経験の人は梅、改造経験ある人は松まで作りましょう!
対空砲火みたいなポーズだねえ
もうちょいライフル下げれるんですけどね・・・そっち下げると別のとこが上がるんですよ。なかなか難物です。
でも大丈夫!がんばってスナイパーさせましょう!
完成品画像ギャラリー
HG ジムスナイパー2を改造する時のポイント
どんなキットなの?
2012年発売。HGもかなり成熟してきた時期ですね。
なんとおまけでドラケンEもついてくる充実ぶりです。
バンダイ公式サイトはこちら。
機動戦士ガンダム0080ポケットの中の戦争に登場した機体です。数々のバリエーションが存在し、ジム系列の中でも人気のキット。
中でもジムスナイパー2はMGの狙撃姿勢が素晴らしい出来栄えであるのは有名です。
しかし、一方HGは冒頭の画像の通り、少々残念な姿勢しか取れません。
どう改造するのがおすすめ?
狙撃姿勢に全振りしましょう
キットは決して古くなく、造形は悪くありません。
このHGジムスナイパーの残念な点はほぼ狙撃姿勢が取れないことのみです。改造するならこの改善に全てをささげるのがおすすめです!
HGジムスナイパー2改造の手順
梅コース:改造未経験者の方向け
肩肘関節をなんとかしよう!
先ほど見ていただいてわかる通り、まず最初に何とかしたいのは肩肘関節です。
実はここさえ何とかなれば、少なくとも立ち撃ちまではかなりかっこよくできます。
梅コースは改造未経験者の方向けなので、改造なしで対応できるコースを進みましょう。パーツ交換です。
交換先はこちらのキットを使います。30MM アルトです。
30MMはバンダイが展開するガンプラとは別のシリーズです。
シリーズ内で共通規格を採用しており、他キットから容易にパーツ交換ができるという驚異のシステムを採用しています。写真はアルトをベースにして、色んなパーツをテキトーに組み合わせた何かです。
30MMの特徴は組み換えだけでなく、可動性も高いことです。見ていただくとわかる通り、ライフルを保持したときの可動域が非常に広いです。
また、ガンプラとの親和性という観点では、HGRGと同じ1/144スケールを採用しています。ものによってはほぼそのまま流用が可能になっています。
ということで、今回はこのアルトの両腕を拝借してしまいましょう。
アルトの両腕を換装した結果
30MM側は共通規格でも、HG側は共通規格ではありません。
ぴったりフィットするかどうかはキット次第ですが、HGジムスナイパーはラッキーなことにバチビタ無改造でフィットします。
写真がアルトの両腕に交換した状態です。立ち撃ちならばこれでももう十分なくらい改善されたのではないでしょうか。
竹コース:ちょっと勇気を出して切断加工
足首を切断して改造しよう!
両腕をアルトにするだけでライフルの保持姿勢は圧倒的に改善されました。
しかしまだ足首がふわっと浮いてしまうこと、ライフルスコープを覗き込む姿勢が取れていないのが未到達点です。続いて竹コースでは足首の可動を横回転できるよう改造しましょう。
足首の回転方向変更は、このキットが発売されて以降数多のモデラーさんたちによって行われてきたド定番改造です。しかし、切断を伴うので未経験者の方には勇気がいるかもしれません。
図解と写真で説明します!
ジムスナイパーの足首パーツ
上記写真がジムスナイパーの足首写真です。これを図解のように改造します。
最初に足首パーツを前後に切断します。
分割後、後部パーツ(A)に穴を開け、プラ棒で軸を打ちます。
前部パーツ(B)からは逆に本来の軸だった棒部分を切断します。
キットのままであれば、つま先パーツにあるポリキャップに対してパーツBを差し込んでいます。
これをパーツAに変え、横回転できるようにする改造です。
パーツBはポリキャップを隠すためにかぶせるだけという作りになります。
分割はプラスチック用ノコを使うと良いでしょう。
ちょっとこれだけではわかりづらいですね。作業完了後写真は次項をご覧ください。
足首パーツ改造完了後写真
先ほどの図解の通り、パーツAにプラ棒を差し込んで軸を作っています。
※強度が心配だったので中に真鍮線を通しました
パーツB側はただかぶせるだけの形に変わります。
梅コース:首の関節を変更
最後のコースです。改造未経験の方にはちょっとつらくなるかもしれませんが、せっかくなので見ていってください。
改造経験者の方は違和感なく対応できるのではないでしょうか。
関節の変更
キットのままだと首はポリキャップです。
これを関節技ロールスイングジョイントというパーツに変更します。
関節技ロールスイングジョイントは関節部の別売りパーツです。
ボールジョイントの一種ですが、引き出しながら可動する特性を持っていて、こういった「首を伸ばしながら倒す」という時に非常に有用です。
この時はサイズ中を使いましたが、サイズ大でもいけるかもしれません。
もちろんそのままスムーズに胴体内部に格納はできないため、ロールスイングジョイントが入るよう各部を切ったり削ったりしながら、最終的にはパテで固定していきます。
内部は見えないので、多少汚くなってもOKです!
首の角度変更まで終われば、ついに念願の狙撃姿勢完成です!
狙撃姿勢完成後写真
これで片膝立ちでの狙撃姿勢もバッチリ決まりました!
ジムスナイパーにおすすめの塗料は何?
筆者が使用したメイン塗料です
- メイン塗料1(ブルー):ミリオンブルー/ガイアカラー
- メイン塗料2(ネイビー):プリズムブルーブラック/ガイアカラー
設定色からは変更してしまいましたが、ミリオンブルーを使って仕上げました。
紫とブルーの中間色で、いわゆるラベンダーカラーです。これぞキャラクターモデルならでは!という美しいブルーです。作例写真の色味が気に入った方には是非試していただきたいです。
ガイアノーツの公式ページは以下です