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BMCダンモとは?ガンプラへの段落ちモールド専用工具レビュー!

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段落ちモールドが初心者でもかんたんにできる!BMCダンモのレビュー

BMCダンモとは、段落ちモールドを誰でも簡単に作業できる専用道具です。模型道具を販売しているショップ、スジボリ堂さんが企画販売しています。

本記事ではBMCダンモに特化して写真と概要、使い続けている筆者なりのレビューをご紹介します。

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BMCダンモのレビュー 筆者の結論

友人
友人

買って良かった?

筆者
筆者

良かった!

これでレビューが終わってしまうと何の参考にもならないので、記事本編に続きます。

BMCダンモは4,000円オーバー。プラモ用としては高額工具です。さすがに買う時ためらいがなかったというとウソになります。

本記事はBMCダンモのメリットとデメリット、どちらも挙げていきます。導入を検討している人の参考になれば幸いです。

振り返り・・・段落ちモールドとは?

段落ちモールドとは、合わせ目を消すのではなくディテールとして利用しようという改造方法です。

当ブログでも、初心者がなるべく手持ちの工具だけで段落ちモールドを作れる解説を行いました。

上記段落ちモールドの記事において、最後に「BMCダンモという最終兵器がある」と導入だけ紹介していました。今回は段落ちモールド記事に続く、BMCダンモ編です。

BMCダンモとは?

筆者はダンモのことを勝手に段落ちモールドの最終兵器と呼んでいます。

BMCダンモは段落ちモールドを彫るためだけに作られた専用の工具です。手軽さと精度の面で、BMCダンモなしの作業と比べると圧倒的に優位性があります。

BMCダンモを使うメリットは?

  • ガイドテープがいらない
  • ケガキ針でのケガキ作業がいらない
  • 幅が正確に取れる

ガイドテープがいらない

BMCダンモは段差のある鈍い刃です。

この段差をパーツにひっかけて使用することで、段落ちモールドを作ります。BMCダンモ自体がガイドテープと同じ効果を持っているため、ガイドテープがいりません。

先にテープを貼る際の調整に時間がかかるのが段落ちモールドなので、この準備を省略できるのは魅力です。

ケガキ針でのケガキ作業がいらない

ケガキ針はガイドテープに沿ってアタリを付け、その後のタガネによる本彫りの動線を作る目的でした。

ダンモは上述の通り、段差のおかげでアタリを付ける作業が不要です。

幅が正確に取れる

これが最大メリットになると思います。

BMCダンモは刃の幅があらかじめ決まっているので、必ずその幅で段落ちモールドを作ることができます。精度が高い段落ちモールドが何も下準備なくいきなりできるのは画期的です。

筆者は元々BMCダンモなしで作業していたのですが、BMCダンモ導入後に段落ちモールド作業は速度も精度も圧倒的にアップしました。体感で5倍以上のスピードが出ている気がします。精度も上がりました。

筆者
筆者

あまりにも段落ちモールド作業が手軽で便利になりすぎて、たまに「段落ちは手抜きなのではないだろうか?」と自問自答することがあります

BMCダンモのデメリット

この記事を読んでくださっている方は、恐らくダンモの購入を検討しているがまだ踏み切れていないのではないかと想像します。

メリットはたくさんあることはわかっていますが、デメリットも踏まえたうえでないと購入には踏み切れないのではないでしょうか。

そこで、筆者が感じたBMCダンモのデメリットも紹介します。

  • 価格
  • 幅が決まっている
  • 他の使い道は少ない
  • 全てのケースには対応できない

価格

やはり一番のデメリットはお値段だと思います。初心者が初めて段落ちモールドを作る時にいきなり買うにはお高く感じるでしょう。

しかし、品質は折り紙付き。これだけの精度が手軽に出せ高品質なので、少なくとも筆者は価格には納得して購入し、使った結果の後悔もありませんでした。

そして、たくさんのモデラーさんが使っている実績もあります。単価は高いものの、使用頻度が高くかつその満足度が高ければコスパとしては良好です。

ただ、いきなりダンモなし作業を体験せず買ってしまうとありがたみというか、すごさが体験できません。

感動体験代も混みで、「何度か段落ちモールドを作り、今後も段落ちモールドを精度よく手軽に作りたい」この段階に来てからの購入でも決して遅くないと思います。

幅が決まっている

ダンモは2つの段差幅で構成されています。そして、全4種類計8つの幅がそろいます。
※詳細は公式サイトをご覧ください

BMCダンモのサイズラインナップは4種類

  • 0.2mm/0.4mm
  • 0.3mm/0.6mm
  • 0.5mm/0.8mm
  • 1.0mm/1.5mm

※記事投稿時点(2024年3月)

このため、0.3mm/0.6mmしか持っていない状態であれば0.5mmの段落ちモールドを作ることはできません。どうしても0.5mm幅をダンモで作りたい場合は購入するしかありません。

もちろん、全ての段落ちモールドをBMCダンモで作らなければいけないわけではありません。

一番よく使う幅のBMCダンモを用意し、後は前述の通りダンモなしで対応する等柔軟に運用は可能です。このため、デメリットと捉える必要はあまりないかとは思います。

他の使い道が少ない

専用工具なだけに、あまり他の使い道はありません。

他の使い道としては、頑丈な鋼材を使用しているのを生かして、最大長辺箇所の部分をガンプラ用カンナ掛けツールとして使用することが可能です。

幸い非常に刃が厚く、切断性能がないので刃の揺れがなく快適にカンナ掛けできます。プラ用カンナを持っていない人であればこの使い方はありではないでしょうか。

しかし、これ以外は筆者にはあまり思い浮かびませんでした・・・

先般の記事でご紹介したディバイダーほどの汎用性はさすがに望めません。

全てのケースには対応できない

BMCタガネは頑強に作られている分刃が厚めです。

このため、段落ちモールドをスタートさせる箇所が他パーツとの接点になっている場合、つまり障害物があると端がうまく彫れません。

同様に、端以外でもBMCダンモの長辺部分が通過する通り道に障害物(ダボ等)があるとそこは彫れません。

ダンモは刃が厚いため、端に障害物があると削り切れません 端だけタガネで対応しましょう

この時は、BMCダンモで一通り作業した後、タガネを使ってBMCダンモで彫れなかった場所を対応しましょう。

BMCダンモでの段落ちモールド作成を図解!

ダンモは刃に段差がある工具です 幅が2種類あり、パーツの角にひっかけて削ることで精度を出します
厚い刃ですが、切断する物ではありません 刃は寝かせ、カンナ掛けの要領で使います

BMCダンモを別角度から見た図解を2つご用意しました。

1つ目のスライドは彫っているところを横から見た図です。ダンモは刃に段差があり、この段差を使うことによって正確なサイズを担保してくれます。

2つ目のスライドはBMCダンモでの削り方です。刃は厚く、切断するために作られているわけではありません。

このため、鉛筆削りのように削ってはうまくいきません。

カンナがけと呼び、刃を寝かせた状態で一方向に滑らせていくような削り方をします。
※木工のカンナがけとは少し違います

カンナがけのやり方については専用記事で取り扱いました。

BMCダンモを使った段落ちモールドのやり方を写真で紹介

では、考え方をおさえたところで続いて実際にBMCダンモを使って段落ちモールドを作ってみます。

BMCダンモを使って段落ちモールドを作ります
BMCダンモのアップです 短辺長辺二つの刃があり、お好みの幅で削れます
BMCダンモはペンのように持ちます

BMCダンモはカンナ掛けスタイルを守る

BMCダンモは切断工具ではありません 刃を寝かせ、刃と逆方向にして動かすことでカンナ掛けします
それほど力はいりません やわらかく、何度もなぞります

1枚目の写真の通り、必ず一方向に、刃を立てずに優しく削ります。図解で説明した通り、カンナ掛けの要領です。

カンナ掛けは何度か行います。力を入れるとガタガタになるので、やさしくなでていきましょう。

BMCダンモでの段落ちモールド化終了

段落ちモールドができました
パーツをはめるとこのようになります お好みでもっと深く彫ってもOKです

これだけで作業終了です!

BMCダンモなしで作業した時と比べて、あまりにも準備が少なくかつきれいに出るのにびっくりすると思います。

どうやって買うの?

BMCダンモは企画販売されているスジボリ堂直販、及びごく限られた販路で流通している工具です。

そのため各ショップサイトへのリンクは作りません。

Google検索などで「スジボリ堂 BMCダンモ」と入力し、必ず本家スジボリ堂サイトをご訪問ください。

BMCダンモのまとめ!!

  • 段落ちモールドを最速、高精度で作成できる道具
  • 高価格帯なのでメリデメ分かったうえで、よく使うと判断できてからの購入がおすすめ

決して安くはない道具なので、メリットデメリットしっかりご覧になったうえでご判断ください!

友人
友人

結局俺もプラモ始めて1年以内に買ったわ

合わせ目消し嫌いでさ

筆者
筆者

あ、やっぱり

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