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便利なマスキングツールシリーズ2 マスキングゾルの使い方解説

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マスキングテープと並ぶ有名マスキングツール マスキングゾル

マスキングに使うツールを紹介するシリーズ。今回は第2弾です。

今回はマスキングゾルという、筆で塗ってマスキングするツールについて紹介します。

初心者には一癖あるツールですが、後半紹介するグッズがあれば一気に使いやすくなります。

マスキングとは・・・

塗装時、塗装したくない箇所を覆う(マスクする)こと

マスキングと言えば王道はテープ。マスキングテープは以前使い方やコツを紹介しました。

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マスキングテープとの双璧的存在・マスキングゾル

今回紹介するマスキングゾルは、ゲル状になったマテリアルです。

ゲル状マスキングツールは各社から様々な素材が発売されていますが、初心者におすすめなのはズバリ

  • ビニール製
  • 水溶性

以上の2点を満たすことです。

具体的かつ代表的な商品名は、GSIクレオス「マスキングゾル改」ハセガワ「マスキングリキッドNEXT」です。

ビニール製・水溶性は何が初心者におすすめなのでしょう?

ビニール製水溶性は初心者向き!

ビニールタイプはカットできる

成分のポリビニルアルコールは、洗濯糊などの主成分として知られます。

ビニールタイプのマスキングゾルは、硬化後デザインナイフなどでカットできます。

マスキングゾルは筆で塗るタイプのマテリアルなので、キワを正確な曲線直線にするのが若干苦手です。

このため、硬化後にデザインナイフで切ることができるのはかなり有用な性質になります。

水溶性=水でリセットできる

マスキングゾル改やマスキングリキッドNEXTは水で溶けます。

水で溶ける=弱い、ということなのであまり良い印象がないかもしれません。

しかし、実際にはマスキングゾルを塗布した筆を簡単に洗える点がメリットに化けます。

マスキングゾルの塗布に失敗した時も簡単に水洗いできる点もポイントが高いです。

初心者はなかなかゾルの筆塗りもデザインナイフのカットも一発撮りとはいきません。

友人
友人

ほとんど初めてやることなんだから、いきなりうまくいくわけないよね

筆者
筆者

プラモは失敗前提の趣味ですから、失敗した時簡単に復旧できる方法こそが初心者向きなんです

このことから、いざうまくいかなかったときに水で落とせる点はメリットに働きます。

他の特長のマスキングゾルもあるの?

その名もずばり同じクレオスの「マスキングゾルNEO」という商品もあります。

こちらは同じマスキングゾルなのですが、ゴムベースでちょっとしたパテ感覚のあるツールです。

使い方に若干のクセがあるため、ビニールタイプのマスキングゾル改の方が初心者には扱いやすいのではないでしょうか。

マスキングテープとマスキングゾルはどう使い分けるの?

マスキングゾルは細かい場所・曲線が得意

マスキングテープの特技は、直線への対応です。

テープ自体が最初から直線でカットされていますので、うまく使う事で直線をきれいにマスキングできます。

また、大きなパーツをぐるぐる巻きにしてしっかり覆うような、粗い使い方にも対応します。

一方マスキングゾルは筆で塗るタイプです。

また、ナイフでカットして修正できる性質を持っています。

このため、テープより細かい箇所や、曲線で構成された箇所に向いているツールです。

作業実例

当サイトおなじみの実際の作業実例です。

写真はハイゴッグのバーニア部。

奥まった部分を赤く表現したいので、まず赤く塗った後にマスキングゾルでマスクし、後から他の色を塗りました。

最後にマスキングゾルを剥がせば塗り分け完了です。

赤や黄色など、隠ぺい力の弱い色は他色の上から塗ると鮮明な色が出せません。

最初に塗っておき、マスクした後で他色を塗る順番がおすすめです。

詳細は「赤や黄色をきれいに塗るコツ」ページで紹介しています。

マスキングゾルをうまく使いこなすための準備

最初ちょっぴりとっつきづらいマスキングゾル

マスキングゾルはテープと違い、瓶から筆ですくって塗りつけるタイプです。

もしかしたらテープに比べると、ガンプラガチ初心者にはちょっとだけとっつきづらいかもしれません。

しかし、ハードルを下げるためのグッズを用意すると一気に使いやすくなります。

筆を用意しよう

マスキングゾルには、最初から瓶蓋に筆が付属しています。

そして、これがとても使いやすい・・・・ということはなく、とっても使いづらいです。

理由は、常に瓶内のゾルに筆が浸かりっぱなしのため。

ゾルが筆にたくさんまとわりつき、基本的に量が過剰になります。

このため、付属の筆を諦めて最初から別の筆を用意してしまった方が遥かに使いやすくなります。

以下がモデラー御用達、安くて使いやすいタミヤモデリングブラシのセットです。

HG等の小さいサイズのガンプラ塗装に向いた筆が揃っているセットなので、汎用的に使えます。

使った後の筆はどうすればいいの?

ガンプラガチ初心者は、筆で塗った後に付いた各種塗料などをどう洗えばいいのか判断に迷います。

・・・迷いますよね?

筆者
筆者

筆者は駆け出しのころ、どの塗料を何で洗えばいいのか全然わからなくて筆を使い捨てみたいにしてました・・・・・

マスキングゾル改は先ほど述べた通り水溶性。

このため、水で洗えば筆は完全復活します!

つまようじ最強説

当サイトでも頻繁に登場するグッズ・つまようじ。

マスキングゾルを使う際も非常に有効です。

マスキングゾルを掬い取ってマスキングテープなどの上に出し、それをつまようじですくって使います。

上述の通り、マスキングゾルはテープよりも狭い範囲に局所的に使います。

このため、極小箇所への塗布にはつまようじが効果的なのです。

ドロップボトルなどに入れ替える

筆の項でも説明した通り、マスキングゾルは過剰に出てしまう点が使いづらいです。

このため、少量をワンプッシュで使えるタイプの入れ物に入れ替えると非常に使いやすくなります。

目薬タイプのドロップボトルやニードルボトルなど、少量に調整できるボトルに入れ替えてちょっとずつ使うのが初心者向きです。

まとめ

  • 小さな箇所や曲線が含まれる箇所のマスキングはテープよりマスキングゾルが使いやすい
  • マスキングゾルは水溶性ビニール製のマスキングゾル改やマスキングリキッドNEXTがおすすめ
  • 筆は別で用意しよう

ガンプラガチ初心者には最初とっつきづらいマスキングゾル。

しかし、グッズを用意して準備すればテープと併用して優れた効果を発揮します。

ぜひ試してみてください。

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