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エッジ出し/面出しするとガンプラはどう変わる?実例写真をもとにやり方と道具を解説

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組み立てHowto
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友人
友人

エッジ出しって地味作業だよね

効果がはっきりわからないとなんかやる気にならなくて

筆者
筆者

気持ちはすごい分かる

試しにエッジ出しした後のガンプラを撮ったから見てみて

今回は地味作業シリーズ、エッジ出し/面出し作業です。

確かに、地味です。

しかし、筆者の感覚的には他の表面処理系作業よりは見た目が劇的変化する気がしていまして結構おすすめなんです。写真も用意しましたので、是非ご覧ください。

他の地味な作業シリーズはこちら

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ガンプラのエッジ出し/面出しとは

ガンプラパーツの丸まった角を鋭角に出す作業のこと

エッジはガンプラパーツの角の部分を指します。

また、微妙なへこみや歪みを正し、きれいな平面を出す作業のことを面出しと呼びます。

この2つは求めるものがそれぞれ【角を出すこと】と【平面を出すこと】と、異なります。

しかし、作業の内容が同じで同時に行うことも多いため、ほぼ同じ意味として扱われているように思います。

当ブログでも、この2つは原則同じ作業とみなしてご紹介していきます。

エッジ出し/面出しをすると何がいい?

HGの角は取られている

ガンプラパーツは安全対策のため角が取られています

ガンプラ、中でもHGは対象年齢が低く、安全対策でパーツの角が取られています。

もし本来のスケールに戻して20m弱のモビルスーツであるとすると、角が丸いのは不自然。見る人がおもちゃっぽさを感じてしまいます。

取れた角を復活させるとリアリティが増す!

しかし、角を鋭角に、かつ平面をきれいに出すエッジ出し/面出しをするとおもちゃっぽさが減り、リアリティと説得力を持たせることができます。

エッジ出し前後の写真例

例としてHG Zガンダムの胸部装甲をご覧ください。左が未処理、右が処理済みです。

こちらがHG Zガンダムの胸部装甲を例にエッジ出し処理前後を比較した写真です。

未処理の方は若干角が丸まっているのがわかるでしょうか。

塗装をしてライトを当てると、ここに影の濃淡が加わり更にクッキリとエッジ出し/面出しをした効果を感じることができます。

塗装するとよりエッジの印象が強まります

エッジ出し/面出しのやり方

やり方を図で解説

では、ここからエッジ出しのやり方をまず図で解説していきます。

エッジ出し/面出しの考え方です 上からヤスリをかけて取られた角を再度出します

エッジ出し/面出しの考え方→平面をヤスリがけする!

と言っても考え方はシンプルで、硬い平面ヤスリでパーツをヤスリがけして角を出すというものです。この際、同時に平面もきれいに作ることができます。

上の図の通り、基本は広い上面をヤスリがけしますが一緒に側面側もヤスリがけすると角度をコントロールできます。

エッジ出しの注意点

パーツに対して平行にかける
エッジ出しをする際、斜めにしないように注意!せっかく出した角が落ちます

平行にヤスリがけをしないと、角が落ちてしまいますので要注意です。

硬いヤスリを使う
エッジ出しには硬いヤスリが必須です 柔らかいとクッション部分が角を丸めてしまいます

クッション性があると角を丸める恐れがあるため、とにかく硬いものがおすすめです!

使う道具

とにかく硬いヤスリを推奨!

先ほど図解で触れたとおり、柔らかいヤスリはご法度です。

当て木付きのヤスリであっても、両面テープで貼ったタイプのものは両面テープのクッションで微妙に角が落ちやすいです。

上手な人は問題なく処理できますが、我々初心者にはそのわずかなクッションさえ命とり。

たわみが少なくかつ硬いヤスリということで、3つの候補を提案させていただきます。

雲母堂 イタサン(ITASAN)

雲母堂のITASANです。著名なヤスリではないかもしれません。しかし筆者は隠れた逸品だと感じました。エッジ出しには中目か万能がちょうどよさそうです。

金属ヤスリですが目の方向はないのでどの方向にもヤスリがけ可能。お値段は価格破壊級に安い・・・そして、なんと金属ヤスリなのに水研ぎOKです。色々尖ったヤスリです。

ゴッドハンド エッジ出しヤスリ

その名もずばりエッジ出しヤスリというドストライクな商品です。

金属ヤスリですが目は細かく、大きな傷がつきません(400番前後の印象です)。ご紹介する3つのヤスリで最も剛性があります。欠点はお値段が少々張る事です。

WAVE ヤスリスティックハード

筆者が大好きなヤスリスティックのソフトタイプは間にクッションが挟んであります。

このため、大好きなのですがエッジ出しには不向きです(うまい人はできちゃいますが・・・)。

ところが、ハードタイプならクッション性が皆無なので、エッジ出しに向いています。大きすぎて扱いづらい場合は細いタイプも販売されています。

作業の流れを写真で解説

雲母堂ITASANを使ったエッジ出し作業例

エッジ出し作業のテストピースです
雲母堂ITASANを使って作業します

コツはヤスリを往復させないこと

ヤスリは既にエッジ出し向けのものを選択しているので、次は作業上のコツです。

往復させず、角の方向にヤスリを動かすようにしましょう。

往復させてしまうと角を落としてしまうリスクがあがります。

角を丸めないよう往復させず、角の方向にのみヤスリがけするのがコツです
一方向にだけヤスリがけし過ぎるとたまに傷が深くなるため、少し方向を変えます
今回は側面側もヤスリがけします
ITASANはたわまないのでしっかり平面が出ます

完成比較写真

こちらがエッジ出し前後比較です。

ごくわずかな差ですが、角度が鋭角になることで引き締まった印象とおもっちゃっぽさが軽減されます。

処理済みと未処理の比較です
アップ写真です 未処理の方が丸っこく、処理済みの方が鋭角なのがわかります

まとめ

  • エッジ出し/面出しはガンプラの角を鋭角にする作業
  • 鋭角にすることでリアリティが増す
  • 硬い平面ヤスリを使って、角を落とさないようヤスリがけする

今回はエッジ出し/面出し作業のご紹介でした。

特に平面が多いガンダムタイプのキットには非常に有効です。気が向いたらぜひ試してみてください。

その他の表面処理作業についてはこちらもご覧ください。

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