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捨てサフとは?ガンプラの完成度を上げる捨てサフのすすめ

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捨てサフでガンプラのクオリティアップを目指す!

捨てサフという言葉を聞いたことはあるでしょうか。

その名の通り、最初からサフの効果を捨てる前提で行うサーフェイサー塗装のことをそう呼びます。

本日はなぜ一見すると無駄に思える捨てサフを行うのか、効果とやり方を解説します。

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おさらい:サフ=サーフェイサーとは?

そもそもサフ=サーフェイサーとは何か?に関しては別の記事でご紹介しました。

詳しくは上記記事をご覧いただきたいのですが、サフ(サーフェイサー)を塗装するメリットとデメリットをまとめると以下の通りです。

  • 表面状態と色を均質にできる
  • 特にグレーは陰影を作り、細かい不具合を視認しやすくなる
  • 細かい溝(凹モールド)が埋まるデメリットもある

捨てサフはその名の通り、最初から捨てる前提のサフ

エアブラシまたは缶スプレーで全面に塗るのが基本

サフは先ほどの記事の通り、基本的には表面の状態と色を均質にする効果を狙います。

この効果を最大限にするため、パーツ全面にきれいに塗布されるよう実施します。

かつ、塗装はエアブラシまたは缶スプレーで行うのが定番です。

エアブラシや缶スプレーは手で筆塗することと比べると塗りムラが出にくいため、表面を均質にする効果を狙うサフにはぴったりな塗り方です。

エアブラシの基本については別記事で解説しています。

捨てサフは不具合確認と修正が狙い

捨てサフの一番の狙いは「不具合の視認と修正」です。

グレーサフは陰影を作ってくれるため、穴や表面のガタガタを影によって見えやすくしてくれるのでした。

これを利用して、穴を埋めたり出っ張りをヤスリがけで直すことが容易になります。

ついでに、600番で仕上げた程度のごく小さなキズであればサフの体質顔料が埋めてくれます。

このため、捨てサフのためのサーフェイサー塗装は以下のポイントを意識しながら行います。

  • 通常のサフ同様、パーツ全面に実施する
  • グレーサフを使用する

どんな時に捨てサフをすると良いの?

バラバラのプラスチックパーツを一体化させる改造を行った時に特に有効です。

具体的には、合わせ目消しやスパイクの延長などです。

これらの改造は完全に埋めたと思っても意外と穴が開いていたり、ガタつきが出たりするものです。

捨てサフによって接着や延長の失敗を確認することができます。

当記事でも、合わせ目消しは一発で終わると思わず何度も修正を繰り返すのがコツだと解説したことがありました。

この時、捨てサフを行えば穴や接着の失敗がすぐに視認できるのです。

結論:捨てサフをするとどうなる?

捨てサフによって凸や穴を修正しやすくなります。

このため、完成後ガンプラのクオリティが上がります

友人
友人

やらないと下がる?

筆者
筆者

下がるとは限らないけど、サフなしで穴や凸をチェックするのは難しいので・・・・

改造派のモデラーさんは捨てサフしたほうが作りやすいとは思う

やらない人ももちろん多いよ!面倒だし

サフをしない改造派モデラーさんも多数いるため、必須作業ではありませんが「やった方が作りやすい」のは間違いないと思います。

では、続いて実際に捨てサフを利用してガンプラを改造した後の失敗を修正していく作業過程を写真で見ていきましょう。

捨てサフで完成度アップ!実際の作業

準備する物

サーフェイサー

まずは捨てサフをする以上これがなければ始まりません。サーフェイサーです。

筆者は600番までのヤスリがけの後、クレオスの1000番グレーサーフェイサーを吹くことが多いです。

他にも1200番や500番等もあります。クレオスのサフは塗装後の仕上がり状態のヤスリ番手相当を記載してくれているため、わかりやすいです。

友人
友人

缶スプレーのサフの方がいいの?エアブラシ用の瓶もあるよね

筆者
筆者

缶スプレーも瓶も同じだからモデラーさん自身の環境に合わせてOKです!

自分の場合はエアブラシ環境が常設されないリビングモデラーだから、工作の途中で気軽に捨てサフするためにサフは缶スプレーをベランダで運用するスタイルです。

塗装クリップ&台

パーツをクリップで留め、かつ乾燥させるまでの待ち時間空中に浮かせるための台です。

セットを買うと楽です。

瞬間カラーパテ&硬化促進剤

捨てサフで穴が開いているのを確認したら、穴埋めが必要になります。

瞬間カラーパテのグレーはグレーサフとも馴染みやすく、扱いやすいのでお勧めです。

瞬間カラーパテは効果を遅らせて作業しやすくした瞬間接着剤系のパテです。

硬化促進剤を使わないとなかなか固まらないので、セットで使いましょう。

ヤスリ

穴を埋めたりデコボコを発見したらヤスリがけして再び捨てではないサフをするための準備をします。

表面に相応しいヤスリを用意しましょう。

以前表面処理の記事で解説した通り、1000番や1200番のサフで仕上げる前提なら600番までヤスリがけすればきれいに仕上がってくれます。

捨てサフによる修正作業の実例連続写真

捨てサフの手順
  1. グレーサーフェイサーを塗布する(サフを吹く)
  2. パーツ状態を視認
  3. 穴がある場合:埋めてからヤスリがけする
  4. 凸がある場合:ヤスリがけする
  5. 再びサフを吹く
    • 修正が十分でなければ1に戻る
    • 修正が十分なら塗装に入ってOK!

まとめ

  • サフは表面の状態と色を均質化する
  • グレーサフは陰影を付けて不具合を視認しやすくできる
  • グレーサフの陰影効果を利用して穴やデコボコを発見、修正することを捨てサフと呼ぶ

捨てサフによる修正を行えば、間違いなく完成後のガンプラのクオリティが格段にアップします。

ぜひ利用してみてください!

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