![友人](https://enjoy-plamo.com/wp-content/uploads/2023/08/icon_fr.jpg)
アンダーゲートの処理って面倒くさくない?
![筆者](https://enjoy-plamo.com/wp-content/uploads/2023/07/icon_au.jpg)
面倒くさい。
モデラー側が選べないから、やるしかないよね。
少しでもきれいに処理する方法を図解で紹介します!
今回は賛否渦巻くゲート、アンダーゲートを攻略します。面倒なものですが、メリットもあるんです!
アンダーゲートとは?
「ランナー」「ゲート」「パーツ」という単語はご存知でしょうか?
プラモデルを組み立てる上で頻繁に登場する単語です。詳しくは記事もありますのでご覧ください。
アンダーゲートはゲートの一種です。
メーカーが工夫して、パーツ裏側に接続されるようになっているタイプをアンダーゲートと呼びます。
![アンダーゲートはパーツの裏側にゲートが来る仕組みです](https://enjoy-plamo.com/wp-content/uploads/2024/05/fd412fae242a22bb4446b4d13ab48857-1024x1024.png)
一部スケールモデルや、ガンプラではメッキのキット等で目にすることが多いと思います。
アンダーゲートにするとどんなメリットデメリットがあるの?
モデラー側はアンダーゲートにするかどうかは選べないのですが、そもそもなぜメーカー側がアンダーゲートになるキットを作っているのでしょうか?
![アンダーゲートはメリットデメリット共にあるゲートのタイプです](https://enjoy-plamo.com/wp-content/uploads/2024/05/b26f172f1000898863f44eb23233c404-1024x1024.jpg)
パーツ表面にゲート跡が出ないのが最大のメリット
ゲート処理はガンプラに限らず、プラモデルをきれいに作ろうとすると必須の工程です。
しかし、どう頑張ってもナイフやヤスリで削り、表面が荒れてしまうのは避けられません。
アンダーゲートは表面にゲートがないため、組み立てた後にまるでゲートがなかったかのような仕上がりになります。
しかし切り離すのに手間がかかる=面倒
一方、パーツ裏側にゲートが来るということは、組み立て時に干渉するという意味でもあります。
このため、アンダーゲートをきれいに切り離しておかないとうまく組み立てられません。
![友人](https://enjoy-plamo.com/wp-content/uploads/2023/08/icon_fr.jpg)
それだとゲート処理しない子供なんかは組み立てられないんじゃない?
![筆者](https://enjoy-plamo.com/wp-content/uploads/2023/07/icon_au.jpg)
だから全ガンプラに導入されてないんじゃないかと思うんだ!
表面にヤスリがけをする必要がないということは、素組でも美しく完成させられること、メッキキットの良さが最大限に活きることに繋がります。
一方、ゲート処理?何それおいしいの?という人(始めたての子供等)からすれば「組み立てても歪んでしまう」という状況になりかねません。
このため、基本的には上級者向け(=対象年齢が高い)やメッキキット等に多く導入されている仕組みです。
アンダーゲートを処理する手順とコツ
メリットとデメリットを把握したところで、実際にアンダーゲートのキットに当たった時の手順とコツをご紹介します。
上述したように、完成後の美しさと処理の面倒さがトレードオフになったこの仕組み。
せっかくなので、きれいな表面が出来上がることをモチベーションに頑張りましょう!
アンダーゲート処理のコツを図説
コツは、「ニッパーは3度切りが理想」「ゲートを完全に除去する」この2点です。
ニッパーの2度切りはよく聞くと思いますが、アンダーゲートの場合は1度増えます。
アンダーゲートに最適なニッパーは?
薄刃タイプのニッパーを推奨します。
例として、タミヤの薄刃ニッパーが挙げられます。
![](https://enjoy-plamo.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
エントリータイプの厚刃ニッパーはゲートを圧力でつぶすため、切り離しがうまくコントロールしづらいです。
特に初心者程、アンダーゲートで使用するニッパーは薄刃タイプのものを選んだ方が無難です。
勿論、薄刃タイプのニッパーの最上級グレードであるアルティメットニッパーも候補です。
![](https://enjoy-plamo.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
ニッパーについては別記事もありますので、ご覧ください。
アンダーゲートを処理する際大事なコツ
また、最も重要なのは干渉のきっかけになるゲートの後をきれいに処理することです。
このため、切り離した後となるパーツ裏側は最後にヤスリかナイフできれいにする!というのを意識してゲート処理するのがコツです。
![最初はランナーから切り離します](https://enjoy-plamo.com/wp-content/uploads/2024/05/c01a34105b9da3d71e2228eee895b243-1024x1024.png)
![パーツに沿って切断します](https://enjoy-plamo.com/wp-content/uploads/2024/05/4872bf90b443c59bfe403cb43f9b072d-1024x1024.png)
![](https://enjoy-plamo.com/wp-content/uploads/2024/05/837588ee72712479957331791cbc498d-1024x1024.png)
![](https://enjoy-plamo.com/wp-content/uploads/2024/05/047397320401d0492b3760c8f3f575ae-1024x1024.png)
アンダーゲート処理の作業連続写真を紹介
では、実際にアンダーゲートのパーツを処理した際の作業写真をご紹介します。
![アンダーゲートを処理する作業写真です](https://enjoy-plamo.com/wp-content/uploads/2024/05/d0b3acb751d00298e1917b01e80a92d3-1024x1024.jpg)
![まずはランナーから切り離しました](https://enjoy-plamo.com/wp-content/uploads/2024/05/f3f45309818bf434fba31c486610f86d-1024x1024.jpg)
![パーツに沿って2度目のカットです](https://enjoy-plamo.com/wp-content/uploads/2024/05/27c22a65a456bdd9cebc9748fad07a69-1024x1024.jpg)
![3度目の切断で完全にゲートをカットします](https://enjoy-plamo.com/wp-content/uploads/2024/05/193e5439f69061a915696e80ce8bbe46-1024x1024.jpg)
![カットしましたが、ゲートはまだ残ってしまいます](https://enjoy-plamo.com/wp-content/uploads/2024/05/9d4fe12fcd1d8e93ad694cb892df5714-1024x1024.jpg)
![最後にしっかり残ったゲートをきれいにします](https://enjoy-plamo.com/wp-content/uploads/2024/05/988da8120c6247b829b8c51e855b931e-1024x1024.jpg)
![ゲート処理が終わっても、パーツ表面はヤスリがけしないので綺麗なままです](https://enjoy-plamo.com/wp-content/uploads/2024/05/367a364bdc3ca826a77c902dc7943f9b-1024x1024.jpg)
![アンダーゲートのデメリットは切断の工程が一つ増えることです](https://enjoy-plamo.com/wp-content/uploads/2024/05/834d0afb9dd62642ecb498cd3f0a21b3-1024x1024.jpg)
まとめ
好きな人も嫌いな人もいるのがアンダーゲート。
とはいえ、モデラーはどちらにするか選べません。
少しでもきれいに作れるようコツをつかんでおきましょう!