初心者でもミキシングビルドでオリジナルガンプラを作れる
自分で改造した後「他からパーツ持ってきた方が精度がよかったな」って思うことない?
ある!
本日は初心者でも簡単なガンプラのミキシングビルドのやり方、おすすめパーツをご紹介します。
ガンプラのミキシングビルドとは
ミキシングビルドとは、スケールモデルの世界では『同一機を異なるキットやメーカーからパーツ流用して組み上げる手法』を指します。
※例)ニッサンGT-Rをアオシマとフジミのパーツから組み上げる
ガンプラは実物がないため、もっと範囲を拡大することができます。
近年特にガンプラのミキシングビルドは大人気!
近年あらゆるキット、メーカーからパーツを組み合わせてオリジナルのガンプラを作るミキシングビルドが人気です。
人気の秘訣はかっこいいだけでなく、組み合わせ方次第では初心者でも簡単なこと。
本記事では、パーツ同士のフィッティングが簡単なものを使いミキシングビルドの解説を行います。
自分はまだそんなにパーツ自作はしないけど、改造なしでのミキシングビルドは教えられるよ!
では、おねがいします!
ガンプラのミキシングビルドを初心者でも簡単に行うコツ
ミキシングは自由な発想で好きに組み合わせできるのが魅力です。
しかし、自由な発想で組み合わせるだけではパーツ同士のフィッティングに改造が必要なケースがあります。
今回はなるべく改造なしが前提。
簡単にミキシングできる方法を主軸に、おすすめの選び方とパーツをご紹介します!
ミキシングするパーツを同一シリーズで合わせる
これはHG/MGの中でも同一シリーズで揃えるアイディアです。
写真は同じHGIBO(鉄血のオルフェンズ)同士のキットからミキシングしたバルバトスです。
機体デザインの方向性とサイズ(スケールと呼びます)が合うのがメリットです。
また、キットによってはミキシング想定で共通した軸や作りになっていることもあります。
自然なミキシングになる分、その代わり大胆に化けたりはしない印象かなぁ
ミキシングの対象を武器パーツに絞る
使いたい武器パーツを探して、好きなキットに持たせるアイディアです。
サザビーのファンネルのような本体側に接続する武器もあれば、手に持たせるタイプの武器もあります。
特に手に持たせる武器ならほぼ改造なしで一味違うキットに変わります。
武器の交換だって立派なミキシング!
持たせる武器次第ですごく面白い表現ができるよ。
ミキシングに使いやすい専用パーツを使う
HGサイズ・・・バンダイ 30MMシリーズ
ガンプラと同じバンダイから販売されている「30MM」シリーズのパーツを使うのもおすすめのアイディアです。
30MMはガンプラで培ったノウハウが詰め込まれたシリーズ。
キットは144分の1スケールで統一、関節部や接続部も共通仕様。最初からシリーズ内のミキシング前提で開発されています。
ガンプラで使う場合も、HGなら同じ144分の1とスケールが合いますのでミキシングしやすい構成です。
HGなら30MMのパーツを使えるか最初に考えちゃうね!
サイズがほぼ合うのと、無限に組み合わせ出来るパズルっぽい感じも楽しい。
MGサイズ・・・KOTOBUKIYA M.S.Gウェポンシリーズ
コトブキヤの改造用別売りパーツシリーズです。
バンダイ30MMのようなシリーズ共通軸でミキシング前提のシリーズはコトブキヤ「フレームアームズ」シリーズが先発です。
フレームアームズシリーズは100分の1スケールで作られており、ガンプラではMGに相当します。
M.S.Gはフレームアームズにぴったり合うよう作られているため、MGにもジャストサイズです。
M.S.Gは種類が多くて、特に武器類やアーマー類がかっこいいよ。
わざとHGに使ってオーバーサイズにすることもあるなぁ。
ミキシングするパーツをフィッティングするコツ
アイディアとおすすめパーツが出そろったところで、極力改造なしでこれらのパーツを組み合わせるときのコツをご紹介します。
3mm軸を使う
3mm軸とは、直径3mmのプラ棒とその穴で接続する方式のことです。
前述の30MMもM.S.Gもスケールこそ違えど、基本は3mm軸での接続をベースに考えられています。
このため、ミキシングの際はガンプラ側も3mmの棒や穴で接続して使います。
穴がない時は?
ちょうど合う場所に3mm軸がなくても、ドリルで穴を開ければ接続できるようになります!
改造というほど身構えずに対応できます。
ドリルについては別の記事をご覧ください。
ネオジム磁石を使う
3mm軸がない場合、小型で磁力が強力なネオジム磁石を接着してミキシングする方法もあります。
初めての人には少しハードルが高く感じられるかもしれませんが、実はものすごく簡単!
ネオジム磁石によるパーツ接着は専用の解説記事をぜひご覧ください。
この方法はおすすめ!
最初難しいのかと思ってたけど、やってみたらすごく簡単だった。
真鍮線を使う
大物パーツをミキシングする時の手段です。真鍮線という金属の線を軸として使います。
プラスチックの3mm軸よりはるかに強力かつ細く接続できるため、3mm軸やネオジム磁石では保持できない大きなパーツを接続するのに使えます。
本当に初めての人はミキシングでは使わない方がいいと思うよ!
真鍮線は慣れないとクルクル回ったりして、ちょっと面倒。
改造に慣れてからかな、って思う。
ボールジョイントを調整
ガンプラの関節はボールジョイントと呼ばれる構造で組み合わさっている箇所があります。
球状になったパーツと、軸受のポリパーツでできています。大きさはキットによって違いますので、必ずしもバチっとはまりません。
しかし、このボールジョイント部を少し調整すればうまくかみ合うことがあります。
詳細は別記事にやり方を載せていますので、ご覧ください。
最後の手段?接着剤で接着!
もう取り外ししないなら接着剤で付けてしまっても勿論OKです!
ガンプラミキシングビルド 改造前提のアイディア
ここまでが改造経験が少ない初心者でも手軽にミキシングを楽しめるパーツやアイディアの紹介でした。
ここからは先は少し趣向を変え、改造前提のアイディア集をお届けします。
同一機体の他シリーズキットをミキシングする
画像は同じ旧ザクという共通項を軸に、HGUCとHGオリジンからミキシングしたものです。
別シリーズキットを組み合わせて良いトコ取りを狙ったパターンです。
無改造ではありませんが、スケールが同じなので改造箇所は少なく済む例が多いです。
詳細は別記事でご紹介しています。
同じキットからパーツを重複して使う
特徴的なパーツが欲しい際、贅沢ですが同じキットを2つ購入して重複させるアイディアです。
写真のHGキマリスヴィダールは2つ用意し、2体分を1体に詰め込んだミキシングです。
同一機体の別スケールを組み合わせる
プロモデラーの方もたまに使っているアイディアです。
例えばHGズゴックとMGズゴックからそれぞれパーツを持ってきて、強調したいパーツはMGの大サイズを使う、というアイディアです。
これも改造は必要になりますが、少しずつ改造を取り入れ始めた人には面白いアイディアではないでしょうか。
他のプラスチック製品から流用する
ヤクルトの空きボトルを流用したり、電化製品のプラパーツを切り取って持ってくるベテランモデラーさんもいます。
塗装と改造テクが前提となりますが、100均やプラスチック製品を見た時に気になるものがあったら是非気に留めておきましょう!