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ガンプラのアンテナを真鍮線にしよう!初心者でもできるメタルパーツ交換

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本記事では、HG Sガンダムの頭部アンテナをメタルパーツ(真鍮線)へ交換する作業例を紹介しながら、ガンプラのアンテナ交換の改造方法を解説します。

とても端的に書くと、「穴を開ける」「真鍮線を差す」これだけなので、とても簡単です!
簡単な割には見栄えする改造で、しかも部品価格も安いのではじめて改造する人にもおすすめの方法です。

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アンテナをメタルパーツ(真鍮線)へ交換した例

向かって右頭部後ろのアンテナです キットのままだと丸い棒ですが、アルミ線に交換しました
HGザクスナイパーのアンテナ交換例 この時はアルミを使いました
今回の例です Sガンダムはアンテナが4本ありますが、真ん中の2本を金属線に交換しました
今回作業するHG Sガンダムのアンテナ交換後写真

アンテナをメタルパーツに交換する目的

おもちゃ感を消したい

アンテナをプラで表現しようとすると、どうしてもある程度の太さが出ます。
また、先端も丸くなります。

しかし、実物があるとするとアンテナはある程度細いでしょうし、先端もまん丸ということはないはずです。
非常に細かい部分ではありますが、こういった細部に丸みがあると人間の感性として「おもちゃ感」が出てしまいます。

これを本物の金属に変えることによって、リアリティが増すことを狙っています。

メタルパーツ使用の歴史

ガンプラに限らず・・・というより、メタルパーツを使った改造は他ジャンルからガンプラへ流れ込んだものです。

著名なもので艦船模型やAFVの改造が挙げられると思います。
目的はプラスチックでは難しい、微細な表現です。
手すりやアンテナ、金網等はプラスチックよりも金属で製造されたものの方がミリ単位の精度に優れています。偉大な先人モデラーたちは金属を有効に活用してきました。

ガンプラを代表としたキャラクターモデルでもご多分に漏れず金属は利用されており、定番の改造方法になっています。

ただ、これは文章より写真の方が分かりやすいでしょう!早速見ていきましょう。

アンテナ メタルパーツ交換前後の比較

Sガンダム頭部後ハメ後 この後真ん中にある2本の細いアンテナを交換します

作業前後の写真比較です。
作業後は一緒に顎も削ってしまって、よりシャープに見えてしまうためいったんアンテナ部分だけ見ていただければと思います。

アンテナをメタルパーツに交換する作業手順

既存のプラスチックアンテナを切り落とす

既存のプラスチックアンテナを切り落とします

筆者は何度やっても慣れません。既存パーツの切り落とし。
しかしこれをやらなければ交換はできませんので、震える手をおさえながらアンテナを切り落とします。

切り落としは普段お使いのニッパーでOKです。
が、できればある程度切断面が綺麗になるニッパーの方がこの後の工程は簡単になります。

ニッパーの紹介記事は以下をご覧ください。

切り落としたアンテナを見ると、安全フラッグと呼ばれる事故防止用の丸い先端が目立ちます。
これ、アニメやデザイン画にはないやつですよね・・・このままより、きっと改造したほうがかっこいいはず。
決意をもって次に進みます。

けがき針でアタリをつける

ドリルを使う前に必ずアタリを付ける!鉄則です

切り落としたところには真鍮線を差し込むので、差し込むところに穴を開ける必要があります。
今回は細めの真鍮線である0.3mmを使う予定なので、0.3mmの穴を開口します。
まず、この準備をしましょう。

先ほどニッパーで切り落としたため、断面が若干荒れています。
軽く当て木付きヤスリ等できれいにします。

こういった小さい所に使うヤスリについては、極小ヤスリの紹介記事で詳細をご覧ください。

そして、穴を開ける下準備として最初に針でぐっと刺して引っ掛かりを作るのが鉄則です。
これを「アタリを付ける」と呼びます。
この引っ掛かりがあるおかげで、ドリルを回す際にもずれることなく予定通りの場所に穴を開口できます。

筆者
筆者

超初心者の頃はアタリを付けるなんて知らずにドリルを使って、ずれまくった思い出がよみがえります

0.3mmドリルで開口

先ほどアタリをつけたので、それほど難しくなくドリルが入ります。
ドリルはタミヤ製の0.3mmを使いました。

真鍮線の用意

真鍮線はWAVEのCライン0.3mmを使います。
長さは元のアンテナの長さより若干長めの10mm程度にしました。
0.3mm真鍮線なら専用の切断ツールは不要で、デザインナイフ等でコロコロ転がせば切れます。
※刃先は痛みますので、その後交換必要です

アンテナの真鍮線交換完了

メタルパーツを差し込んでついにアンテナ交換完成!

交換作業を左右どちらも行い、差し込めばアンテナ交換完了です。

0.3mm同士なので、接着剤がなくても自然と収まります。
もし落ちそうであれば水性接着剤を付けると良いでしょう。

なお、今回は真鍮線の鈍い黄金色が結構マッチしたので塗装はしませんでした。
金属パーツを塗装するやり方についてはまた別記事で紹介予定です。

アンテナ交換以外のメタルパーツ交換事例

真鍮線を代表とした金属線の特徴は、強度と加工性が高いことです。
このため、プラスチックより細く精度の高い表現ができるようになります。

冒頭で紹介した手すりなどの表現はとても得意で、ガンプラ以外でも色々使われています。
アンテナの真鍮線交換も元々は戦車のアンテナ表現として有名なテクニックで、ガンプラに流れてきたのだと思います。

一例として、ちょいプラ・スコープドッグの手すりを金属線に交換した際の前後比較をご紹介します。

真鍮線への交換前です。非常に小さいサイズのプラモデルなので、強度の問題で手すりやアンテナが太かったり穴が開いたりしていません。
手すりをメタルパーツに交換しました 金属線はこういった微細な表現が得意です!

まとめ

  • アンテナ部分を金属線に交換すると精密さが増す
  • 金属線を差し込む部分にはアタリをつけてからドリルを掘ればずれにくい

いかがだったでしょうか。
本当にお手軽な改造で見栄えがアップするので、是非試してみてください。

なお、真鍮線を使った別の改造方法として、補強の素材として使う方法があります。

よろしければそちらの記事もご覧ください。

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