普通のヤスリが届かない狭い場所をヤスリがけできる、小さなヤスリをご紹介します。
組み立てするだけならば大きなヤスリだけで支障がないでしょう。
しかし徐々に狭い場所をヤスリがけしたくなる場面が出てくると思います。
今回はそんなとき便利なヤスリをご紹介します。
なお、前回はガンプラ初心者の方に向け、最初に用意したいおすすめヤスリをご提案していました。
その続きとなります。
普通のヤスリが届かない、狭い場所とは?
普通のヤスリが届かない狭い場所を2パターンに大きく分け、それぞれに合う特性のヤスリを考えます。
どちらも、合わせ目消し時に発生する事は多いです。
狭い場所の合わせ目消しについては別記事がありますので、よろしければそちらもお読みください。
ちょっと引っ込んだ底面のヤスリがけ
パターン1は上図の通り。
狭い場所の底面にヤスリがけをしたい箇所がある。しかし、ヤスリの幅が邪魔をして入らないパターンです。
実例写真です。写真上の赤枠箇所のようなケースです。
これは自分で彫ったせいでガタガタになり、修正しようとして瞬間接着剤でさらにガタガタにしてしまったパターンです。正に大ピンチ。
周囲が一段高くなっており(彫ったんだから当たり前)、ヤスリスティックでは底面をヤスリがけできません。
天才が考えた!?自作ヤスリ「つまようじヤスリ」
こういった局所をヤスリがけする解決策として、つまようじヤスリという自作ヤスリが提案されています。
これはつまようじの先に瞬間接着剤ゼリー状で紙やすりを付けるというヤスリで、だれでも簡単に作ることができます。
ゼリー状の瞬間接着剤を用いることで、紙やすりに適度な硬さを与えられるという一粒で二度おいしい作り。
初めて知ったとき、「考えた人天才!」って思いました
作り方はネット上で多数情報が手に入りますので、ぜひ検索してみてください。
狭い場所への最適解 ヘミアイピーディ「極地ヤスリ」
さて、このつまようじヤスリ、当然素晴らしいものなのですがちょっとだけ力が入れづらいです。
そこで現在筆者は主に、「極地ヤスリ」というヤスリの持ち手を使用しています。
この極地ヤスリは、持った時にうまく指の力が伝わるようへこみを作ってある木製の持ち手です。
先端に紙やすりを貼って使い、摩耗してきたら張り替えます。
実際の作業写真と、作業後の写真をご覧ください。
極地ヤスリの良い点!
- 持ち手が太く、へこみがあるので力が絶妙に入れやすい
- 先端がきれいに四角になっているのでキワまでヤスれる
- 一度買えばずっと使える
- (つまようじヤスリと準備の手間はたいして変わらない)
つまようじヤスリと比べてのデメリットは、1,000円ほどお値段がかかることでしょうか。ただ、筆者は買ってよかったと日々実感しています。
下写真はつまようじヤスリとの大きさ比較です。
ヤスリの厚みで入らない細い場所へのヤスリがけ
実はこのケースは、初期段階でそれほど苦労せず色々見つけることができました。
ヤスリの厚みを薄くし、かつ硬度があれば成立するためでしょうか。
硬度のある紙ヤスリであるゴッドハンド神ペーパーを筆頭に、選択肢が非常に多いです。
ただ、そんな中でも特におすすめなのが当ブログでおなじみ、ダイヤフィニッシュPROです。
ダイヤフィニッシュPROはパターン2に登場するあらゆる局所に対応してくれます。
欠点はやっぱりお高いこと。
しかし、筆者はもう十分元は取った!というくら使い倒しました。そういう点では高価格ですがコスパ良好なヤスリです。
既に別記事で扱ったこともありますので、場面ごとの用途はそちらでもご覧いただければと思います。マイナスモールドの仕上げ、スジボリの仕上げで登場してくれました。
狭い場所のヤスリがけ、いかがだったでしょうか。
また新たな便利ツールが見つかったら紹介していきます。
お読みいただきありがとうございました。