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ガンプラでエポキシパテを使うコツを紹介 おすすめナイフとヤスリ

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エポキシパテのコツを覚えて楽しくガンプラ改造!

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エポキシパテとは

2剤を混ぜて硬化させるパテ

エポキシパテは、粘土状になった2剤を1:1比率で混ぜ、その反応で硬化させるタイプのパテです。

プラモデルでは非常に人気のあるパテで、そもそもは建築などの業務用で使われているように頑健さが特徴です。

現在ではプラモデルに最適な性能、価格に設計された商品も販売され、ガンプラやプラモデルで広く使われています。

エポキシパテ最大のメリット:盛れる!造形できる!

代表的なパテの比較表

エポキシパテはヒケが出ない、単価が安いことが特長です ただし処理が若干面倒です
ポリパテはページの都合上除きました

現在、ガンプラ/プラモデルで広く使われるプラモデル用パテには幾つかの種類があります。

エポキシパテは中でも相対的に単位量あたりの価格が安く、ヒケが出ない特性があります。

おまけに、比率1:1は厳密に計量する必要はなく目分量でOKというアバウトさも魅力。

このため、厚く盛るタイプの改造には最適なパテです。

手足を太くする、パーツを0から作る等の改造では各種パテの中でほぼ一択ではないでしょうか。

エポキシパテのデメリットとその解決策

しかし、そんなエポキシパテでも色々デメリットはあります。

ただし、その多くは性能面というより他プラモ用パテと比べた時の【扱いの面倒さ】に起因するように感じます。

そこで、本記事ではエポパテのデメリット「扱いが面倒」に対応するやり方をご紹介していきます。

混ぜるとき手がべたつく・かぶれやすい

まず、エポパテの代表的な扱いの面倒さとしてべたつきがあります。

エポパテは2剤を混ぜる必要がありますが、この際にベタベタと指にくっついてきます。

また、刺激物なので人によってはかぶれたりします。この混ぜるターンは色々と扱いづらいのです。

ただ、立体をしっかり盛ろうとするとやはりエポパテが正義。この問題を回避して使いましょう。

解決策:手袋をして水をつけよう!

エポパテは水につけて練るとべたつきが軽減され扱いやすくなります

エポパテは多少の水を加えても性質変化が起こりません。

このため、水を付けながら混ぜるのがべたつき回避に最適です。

更に、この際使い捨て手袋をしておけばバッチリです。
※筆者は指サックで作業しています。

ヤスリがけする時目詰まりしやすい

続いて、エポパテのデメリット「目詰まりしやすい」。

一度使ったことのある人はご存知かと思いますが、非常にヤスリが目詰まりしやすい素材です。

スポンジヤスリ等でエポパテを削ると、すぐに目詰まりし、しかも掃除が非常に難しいです。これも対策しましょう!

解決策1:スパチュラで少なめに盛る

右が薄めに盛ったエポパテ、左が厚めに盛ったエポパテです 厚めにすると削るのが大変です

まず、そもそも少なめに盛ると削る量を減らせます(当たり前・・・)。

こちらの写真は、右パーツが薄めに盛ったもの、左パーツが比較のため厚めに盛ったものです。

作業時間を比較したところ、同じ造形をするのに厚め側を削る方が30分以上余分にかかりました。

多少足りないところは後から瞬間接着剤系パテや光硬化パテで補修できます。

ちょっと少ないくらいの方が作業時間は少なくなります。

また、盛る際に粘土細工用のスパチュラがあると量のコントロールが一気にしやすくなります。お試しください。

解決策2:デザインナイフで削る

いきなりヤスリで削るのではなく、デザインナイフで粗削りするところから開始するのがおすすめです。

先ほど写真でお見せしたのはタミヤエポキシパテ速硬化タイプです。この商品はナイフで削れます。

ナイフはヤスリより多く削れ、かつ目詰まりがありません。

このため、最初にナイフで削って次にヤスリがけする流れは作業時間短縮と目詰まり軽減に役立ちます。

おすすめナイフ

アートナイフPRO曲線刃がおすすめです。

曲線刃なのでコントロールしやすく、かつ大振りで厚い刃なのでしっかり削れます。

防刃タイプの手袋をしよう!
デザインナイフで粗削りする際は耐切創手袋をすると安全性が上がります

安全対策のため、これもぜひあわせてご紹介したいです。

エポパテを粗削りする際は、よくプラモで使われる「カンナがけ」ではなく、鉛筆削り式で削ります

この際、怪我のリスクが高まります。

筆者は彫刻をしていたころ、常に利き手逆側に耐切創手袋をしていました。おかげで大きな怪我なく彫刻を楽しむことができました。

同じ要領で、ガンプラ改造でもナイフで強く削る際は有効な対策のはずです。

連続作業写真
エポパテ整形を始めます
鉛筆削りや彫刻のように削ります
大まかな形が作れればOKです
削りカスがヤスリカスと比べて大きいです 早く削れていることがわかります

ガンプラやプラモの改造では一般的にカンナがけというナイフの使い方も多いです。

しかし、エポパテを粗削りする際は鉛筆削りのような削り方で削るのがポイントです。

解決策3:木工用ヤスリで削る

エポパテはプラモ用ではなく木工用のヤスリで粗削りすると便利です

次のコツです。

普段使っているプラモ用ヤスリではなくエポパテ用のヤスリを用意するのがおすすめです。

いきなり神ヤス!などで削り始めると、すぐダメになってしまって「もったいない」という気持ちが鎌首をもたげます。

木工用ヤスリは切削力が非常に強く、かつ目詰まりもしにくいのでエポパテヤスリには最適です。

友人
友人

木工用ヤスリなんて選び方が全然わからないや

それに、プラモに使うにはだいたい大味すぎて怖いな

筆者
筆者

そこで、プロが選んだ実績あるヤスリを選ぶと安心なのですよ!

筆者はこちらのゴッドハンドさんで取り扱いのあるワタオカ製ウッドプロやすりを使っています。
※楽天orYahooショッピングのゴッドハンドさん公式をご覧ください

「アルティメットニッパー」「神ヤス」等たくさんのガンプラ/プラモ用工具で有名なゴッドハンドさんがエポパテに向いているヤスリとして取り扱っているものです。

やはりプロが選んだものなので安心感があります。

実際に導入した結果、これまでヤスリの目詰まりに嘆いていた問題が一気に解決しました。こちらも実際の作業例をご覧ください!

エポパテのヤスリがけ連続写真

先ほどナイフで削ったエポパテです
金属ヤスリは往復厳禁です 一方向に対して、正しい刃の方向に動かします
木工用ヤスリなのでかなり削れます
こちらは平型金属ヤスリなので、平面の処理に強いです
一方で曲面部も柔らかく削ってしまいましょう 仕上げならやらないのですが、粗削りならば十分その後に対応可能です
木工用ヤスリでの粗削りが完了しました

木工用ヤスリでの切削のポイントは幾つかあります。

  • 一方向に動かす 往復厳禁
  • 曲面部にもヤスリがけする(ただし柔らかく)

一般的に、ガンプラのヤスリがけは平面には当て木付き、曲面には曲がる紙やすりやスポンジヤスリを選びます。

しかし、この段階のヤスリがけに関してはあくまで粗削りというスタンスなので、曲面部であっても金属ヤスリを使って処理します。

木工用ヤスリの目詰まり解消

厄介な目詰まりも、木工用ヤスリなら真鍮ブラシで簡単に掃除できます
エポパテを粗削りした後の削りカスの山です!

エポパテのヤスリカスは非常に厄介ですが、このヤスリなら真鍮ブラシで簡単に掃除できます。

また、もちろん練り消しでもOKです!

解決策4:惜しみなく使い捨て出来るヤスリで水研ぎする

最後のコツです。

ここまでカスの処理を楽に、かつ大きく削るにはという流れで話が進んできました。

とはいえ、仕上げまでナイフや木工用ヤスリでは対応できません。

最後はやはりプラモ用ヤスリで仕上げたいところ。

となると、いかに品質が高くかつ安価なヤスリを使い捨てるかとなります。

筆者の場合は、エポパテの仕上げはタミヤフィニッシングペーパーを適当な大きさに切ってその場で使い捨てます。

この時、少しでも目詰まりを軽減するため+大きな傷を防ぐために水研ぎがおすすめです!

タミヤフィニッシングペーパーの180→240→320→400→600です

粗削りから始めればエポパテの処理は楽!

600番まで削ったエポパテです

ここまで終わった後のエポパテが上記写真です。

ナイフと木工用ヤスリで形作るところまで処理すれば、後は普段のガンプラ表面処理と変わりません。

目詰まりを恐れずガンガン使ってみてください!

ガンプラ改造におすすめのエポキシパテ

最後に、初心者向けかつベーシックなエポキシパテをご紹介します。

ガンプラモデラーに人気があるのは以下2点です。

どちらも混合した後に半日くらい(6時間弱)で硬化します。気軽にお試しください!

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