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アルゴファイルの名作先端ビット・ジルコエボをレビュー

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アルティマAT付属・ガンプラに最適な先端ビットジルコエボって?

先日、当サイトおすすめのルーター/リューターとして3機種をご紹介しました。

今回からその続きとして、初心者が扱いやすいおすすめビットを深堀レビュー解説していきます。

当記事では黒く輝く先端ビット「ジルコエボ」を取り上げます。

当サイトおすすめルーターはアルゴファイル製「アルティマAT」「スターセブン(スジボリ堂プリモロータリー/ファンテックゼロワン)」「スターライト」です。

ジルコエボはどの機種でも利用可能です。

友人
友人

利用可能っていうか、アルティマATに最初からおまけでついてるじゃない?

筆者
筆者

おまけでこれ選ぶところが心憎いのよ

先端ビット界の撒き餌レンズ的な感じです

※撒き餌レンズ・・・メーカーが採算度外視で用意する低価格高性能なレンズのこと

カメラ初心者が最初に手にして感動した結果、カメラマニアの道に突き進むきっかけを作るレンズ

友人
友人

その例えカメラユーザーにしかわからないぞ

とにかく価格に対して性能がいいってことね

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アルゴファイルの名作先端ビット ジルコエボとは

ジルコエボはこのビットです。

登場当初は販路限定、珍しい黒色ということも相まって一部マニアが保有しているちょっぴりレアな工具という印象でした。

ジルコエボの特長

  • プラを削るのに向いているジルコニアセラミック製
  • 同社ジルコナイトに比べると実売価格が若干お安め
  • 切削力が3タイプから選べる

一つずつ見ていきます。

ジルコエボはジルコニアセラミック製

ジルコニアセラミックは人口歯にも使われる素材で、金属ではないためサビません。

誰が最初にプラモデル工具への転用を思いついたのかは筆者も知らないのですが、プラスチックを切削するにも非常に向いている素材です。

熱を持ちづらい上に対プラで見た時の切削力が非常に強いため、高速回転するルーター/リューターのビットとして使えばプラへのダメージを押さえつつ長時間作業可能です。

筆者
筆者

金属製ビットは長時間使うと熱を持つので、プラへのダメージが大きいのです

おまけに錆びず、折れづらいのでコスパも良いです。

ただし硬度が高い分加工が困難で、金属と比べて価格が上がりやすい傾向にあります。

同社ジルコナイトと比べて若干安い

アルゴファイルには他ジルコニアセラミック製の先端ビットシリーズとして、ジルコナイトがあります。

ジルコエボはジルコナイトより市場実売価格が若干安く、入手性が高いです。

筆者はアルティマAT未保有のため、ジルコエボは後から単品買いしました。

単品買いするにもかなり価格を抑えてくれている分、手を出しやすいです。

なお、性能差はないと思うのですが、色がジルコナイトの白に対しジルコエボは黒です。

筆者
筆者

黒いってだけでなんかかっこいいんですよね・・・・・・

友人
友人

ちょっとわかるかも

※そのうちジルコナイトも入手して比較してみます

切削力が3タイプから選べる

「粗目(メガコース)」「中目(ミディアム)」「細目(スーパーファイン)」から選択可能です。

粗目になればなるほど切削力が高く、代わりに切削跡が荒れるのは他ビット同様です。

プラモ/ガンプラで使うならどの目がいいの?

切削力チョイスは個人差と好みが出ます。

おすすめは難しいのですが、ポイントはあります。

それは「電動工具(ビット)はあまりに細目重視が過ぎるとかえって不便になる」点です。

そもそもプラモやガンプラ製作における電動工具援用の主目的は時短です。

切削跡を重視しすぎると、逆に長時間作業になってしまい本末転倒になります。

ジルコエボについてはまず中目(ミディアム)からスタートしよう!

一つの大きなヒントがあります。

それは、アルティマATに最初から付属するのは中目(ミディアム)ということです。

メーカーさんの観点からも「プラモ利用時はミディアムをベースに考えてね」というメッセージなのだろうと受け取れます。

ということで、筆者もおすすめはまず中目(ミディアム)です。

実際の切削跡写真もこの後紹介いたします。

実際のジルコエボ作業事例を写真と共に紹介!

アルティマATにも最初から付属するのは形状:ラウンド 目:ミディアムです。

ラウンド(砲弾型)は先端を使えば曲面への切削に最適で、根本部分を使うと円筒型に近く平面処理にもある程度応用が利くオールラウンダーです。

ピンポイントの使い方ではなく、可能な限り汎用的に使えるという意味合いからアルティマATにはこれを付属させたのでしょう。

ということで早速使ってみます。

切削跡の例

切削跡はこの写真の通りです。

ミディアムはかなり美しい切削跡で、筆者の見立てだと400番-600番ヤスリ相当の仕上がりではないでしょうか。※個人の感覚

ヤスリの番手に関する解説はこちらです↓

筆者はクレオス1000番サフを必ず挟む製作スタイルなので、ジルコエボの作業後軽く600番でヤスリがけするか、またはそのままで大きく修正することなく使用できています。

表面処理やサフのメリデメについては以下解説をご覧ください。

勿論切削力も高く、超速で400-600相当の切削跡で削ってくれると考えるとかなりの時短になります。

どういう使い方がいいの?

例として、ザクの肩アーマーのフチを薄く加工する作業例を取り上げます。

手で加工しようとすると時間がかかるうえに切削跡が粗くなってしまいます。

しかしジルコエボを使ったルーター/リューターでの作業であればものの数分で終わります。

おまけに、この後仕上げ処理をほとんどしなくて済むのも大きな魅力です。

さすがに面出ししようとすると形状の問題で困難ですが、曲面切削なら後処理をあまり考えず手軽に使えます。

面出ししたいなら素直にペンサンダーのアルティマ5eやアルティマ7で前処理しつつ手でやってしまいましょう。

なんでアーマーのフチを薄くするの?

以前バーニアのフチを薄くする加工でも述べましたが、ガンプラ製作は「もし実物として存在したら」と想像するのも楽しみのポイントです。

実物だと仮定すると極度に丸い部分、厚すぎる部分は見る人(=モデラーである自分)に対しておもちゃ感を抱かせます。

この対策として、各部を薄く加工すると非常に効果的です。

バーニアのフチ加工として、円形状の面取り専門ツール「シモムラアレック ピンホイール」を挙げました。

ルーターと先端ビット「ジルコエボ」の組み合わせは手作業に比べ圧倒的な時短と汎用性の高さが魅力です。

ジルコエボの掃除は?

硬度が高く折れるような形状でもないのでなんでもOKですが、当サイトおすすめの練り消しでとても簡単にきれいになります。

勿論ジルコニアセラミックは濡れても全く問題ないので、水洗いOKです。

まとめ

  • ジルコエボは高性能低価格な撒き餌先端ビット
  • 初心者の最初の一本にはラウンド/ミディアムがおすすめ
  • アルティマAT保有者以外なら単品買い推奨

ジルコエボはガンプラ駆け出し初心者にも自信をもっておすすめできるビットです。

アルティマAT以外のルーター/リューターを使っている方もぜひ使ってみてください。

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