HGUCシャア専用ザク(リバイブ)を改修、塗装して製作しました。2024年9月完成。
リバイブシャア専用ザクは2020年に発売された最新フォーマットのザクIIです。
リニューアルされる前の旧版シャア専用ザクは2002年発売なので、18年分の進化が詰め込まれていると考えると感慨深いです。
完成写真と主要な改修ポイントを掲載します。
完成写真
全身/バストアップ画像
素組み時点と改造後の比較写真
HGUCシャア専用ザク(リバイブ)を正規価格で購入できるECサイト
HGUC シャア専用ザク(リバイブ)の希望小売価格は税込み\1,760です。配送料が\500~\1,000と考え、概ね\2,500前後までならプレミアム価格なしでの購入可能ということになります。
2024年9月時点、DMM通販で正規価格で購入可能であることを確認しました。
販売は2024年12月ですが、なんと割引価格での販売です。
\2,000\3,500未満は送料がかかりますが、他商品と同配送で購入するなどして注文金額超過すれば送料はDMM通販負担となり、非常にお得です。
2024年10月追記・・・2024年11月より、購入代金3,500円以上がDMM通販負担に変わりました
当サイトおすすめ!ガンプラ買うならDMM通販
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HGUC シャア専用ザク(リバイブ)素組簡易レビュー
HGUC シャア専用ザク(リバイブ)の優れている点
可動域はさすがの一言です。現代HGとして文句のつけようがありません。
塗装せず、素組のまま動かして遊ぶ分には非常に満足度が高いと思います。
また、HGではずっと合わせ目が出ていた肩アーマーからついに合わせ目が消えたのも進化のポイントです。
後はやはりこのキットの最大の特長は「ガワラ曲げ」でしょう。
大河原先生のデザイン画を完全再現。人体ではできない角度に前腕部を曲げることができます。
HGUC シャア専用ザク(リバイブ)で改造したいポイント
前腕部は従来キット同様合わせ目が出ますので、改造する場合はぜひ対応したいポイントです。
また、合わせ目がなくなったもののくっきり出る肩アーマーのパーティングラインも対応したいところです。
バズーカ、マシンガンは旧来キット同様合わせ目が出ますので、ここも対応すると完成度が上がります。
HGUC シャア専用ザク(リバイブ)でイマイチと感じた点
ポリキャップ構造をなくしたことで、関節がやけに固い部分と逆にホールド感が甘すぎる部分が安定しなくなった印象を受けます。
また、MGやRGなどと比べるレベルではないものの組み立ての難易度は若干上がりました。
初製作のお子様などにはちょっとつらめかもしれません。
上述の通りポリキャップではなくしたことにより、各パーツの合いが固かったり逆にポロリが多かったり、組み立て難易度にも影響が出ている気がします。
HGUC シャア専用ザク(リバイブ)どう改造するのがおすすめ?
HGザクはたくさんの種類があります。
直近で発売されたものだと、HGオリジンシャア専用ザクとHGUCシャア専用ザクリバイブがちょうど対照的な存在で、面白い比較です。
オリジン版は豊富な武装と細かいディテール、そしてカラーリングが特徴的です。
オリジンの色は真紅に近く、初代アニメ版とは一味違うオリジンシャア専用ザクならではの魅力がありました。
一方でリバイブシャア専用ザクは、初代アニメシャアザクをどうやって現代のプラモデルとして再現するかに重点が置かれているように見えます。
ディテールは意図的に抑えられ、ガワラ曲げまで再現している徹底ぶりです。
これを受け、このキットはディテールアップを抑えながらどう製作するかを楽しむのが良いのかなと感じました。
例えばアンテナをシャープにしたり、パイプの増設や置き換えなど。
ちょっと昔っぽい作り方に最適なキットだと感じました!
古き良き時代、線が少ないアニメ画を表現しながらも、現代的な作りこみをしっかり行う作り方が楽しめそうです。
HGUC シャア専用ザク(リバイブ)主な改修ポイント
基礎工作
線の少ない初代アニメをオマージュする以上、新規のスジ彫りは敢えて追加しませんでした。
スジ彫り追加しないで完成させるなんて珍しいね
初代アニメ版を敢えて再現したい!というバンダイさんの意思を感じ取って、ひたすら基礎的な工作をがんばりました
一方で各パーツのフチを薄くする処理は徹底して行っています。
脚部やヘルメット裏、肩アーマーなど気になる部分は全て薄くなるよう加工しました。
ガンプラHGキットのフチを薄く加工する意味、方法は以下の記事でも解説しています。
フチの加工は手作業だと時間がかかり手も疲れるため、ミニルーター/リューターでの加工をすると楽です。
合わせ目消ししたい箇所は多くありませんでしたが、気になる前腕は後ハメ加工で対応しています。
フチを薄くする加工の他にもスパイクはやはり尖らせるのが定番です。
肩アーマーのスパイクは尖らせてしっかり存在感を出すようにしました。
頭部・肩等上半身
モノアイは金属パーツ(SPプレート)に変更しています。
モノアイ改造は初めて改造する人にもおすすめの方法として、SPプレートとHアイズを使った改造があります。
詳しくは別記事をご覧ください。
シールドはエッジ出しをしつつ、過剰にならないよう注意して丸モールドを追加しました。
完成後はほとんど見えないのですが、右肩シールドにはパイプを追加しています。
表はアニメ準拠で線を少なくシンプルに、しかし見えない部分はちょっと細かくする方針です。
装備類
ザクマシンガン、バズーカはしっかり合わせ目を処理しています。
線の少なさを強調する以上、やはり合わせ目とパーティングラインはしっかり処理する方針にしました。
合わせ目消しの方法は以下の記事で解説しています。
ザクマシンガンは銃身(バレル)の溝が単純な合わせ目消しとは異なり、初心者キラーっぷりを発揮します。
しかし、コツとやり方さえ押さえておけば初めてチャレンジする人でも対応可能です。
超ニッチ記事・ザクマシンガンの合わせ目消し方法は以下の記事で解説しています。
秘密兵器・ダイヤフィニッシュProがあればそれほど難しくありません。
ネオジム磁石による接続
ヒートホークは腰部に懸架するよう作られています。
キットのままだと摩擦で保持するタイプのため、塗装すると間違いなく剥げます。
こういう時の改造はネオジム磁石による接続への変更が定番です。
ネオジム磁石の改造方法は以下で解説しています。
今回は目立たない場所だったので、新平気マグネットセッターで楽をしました。
塗装
塗装はエアブラシによるアクリルラッカー塗装です。
メインカラーはシャアピンク。各パーツ毎にエッジ部分を黒にし、重厚感を出しました。
トップコートは非光沢です。