今回は画像のように、ガンプラのスパイクを尖らせる方法と
失敗した時の直し方をご紹介します!
ガンプラのスパイクを尖らせると何がいい?
シンプルにカッコいいから・・・・という結論だけでOKな気もしますが、一応補足も入れます。
対象は特にHG
スパイクをシャープ化したい(尖らせたい)ガンプラは特にHGです。
HGのガンプラは対象年齢が低く(小学生~)、バンダイさんも安全対策を考慮しています。
角のあるパーツは少し丸みを帯びて作られており、このことが見る人におもちゃ感を与えてしまいます。
スパイクってなんであるんだろう?
スパイクは先端で物理的にぶん殴るために設置されたものなのかな、と想像します。ただ、どうやってグフの肩スパイクでガンダムを突き刺すんでしょうね???
というのは置いておき、丸みに違和感を覚える人も多いのではないでしょうか。
このことから、スパイクが丸い箇所は作り手側がピンピンに尖らせると雰囲気が出てとてもかっこいいです。
やったことあるけど失敗した・・・コツが知りたい!
失敗はよくあること
既にやり方をご存知でトライされた方もいらっしゃるかもしれません。
でも、初めてやってみると意外ときれいにできなかったりしませんか?
筆者は初めてトライした時、穴だらけになって嫌になってしまいました。今なお失敗するのですが、手直しすればいいと気にしなくなりました。
「失敗しても直す」マインドさえあればOK!
プラモデルは失敗の趣味!
失敗を恐れ過ぎたら楽しめないよ
失敗したら直す、直せなかったら次のキットで遊ぼう
師匠!!
突然ですが、筆者にはプラモを教えてくれた師匠がいます。
師匠に教えてもらった言葉「プラモデルは失敗前提の趣味」。
筆者もプラモを始めたての頃はパーツを切ったり割ったりすることが怖かったです。
でも、それでせっかく楽しいプラモデルの本来の楽しさが制限されてしまうのはもったいない。
この失敗前提という教えがベースにあり、今も日々失敗しながらも楽しめております。
ということで、直し方を解説します!
そんなわけで、失敗はしてもよく、直し方がわかればそんなに怖くないのです!
次項から作業方法と実際の作業写真でスパイクの尖らせ方を紹介していきます。筆者もしっかり失敗しましたので、直しつつ作業します。
作業のパターン
スパイクを削って尖らせるパターン
ポイントは全体を削ること
削って尖らせる方法は鉛筆削りの原理と同じです。
先端だけ削ろうとするといびつな形になるため、なるべく根元付近から全体がまっすぐになるよう削りましょう。
削る際はナイフ系工具で粗く削ったあとヤスリで整えるステップを踏むときれいになります。
スパイクは曲面のケースが多いと思いますが、平面のケースもあるでしょう。曲面ならばスポンジヤスリ、平面なら当て木付きの固いヤスリがおすすめです。
ヤスリ選びの記事をご確認ください。
切らずに済むのがメリット
もう一つの方法は既存スパイクを一度切るので、初めての時は少しためらいが出ます。
削って尖らせる方法は切らずに済むので少し安心です。
また、素材の色が変わらないため無塗装派もトライできます。
短くなるのがデメリット
この方法はスパイクを削るので、スパイク自体は尖りますが短くなります。
オリジンのようにスパイク自体が短いデザインもありますし、お好みですがスパイクが短いのが嫌な方は次の延長する方法が良いと思います。
スパイクを一度切り、プラ材を延長するパターン
パーツ側を平たんに切り落とす
最初にパーツ側の丸くなったスパイクを平たんになるよう切り落とします。
このあとプラ材を接着して延長するので、接着面を広くする意図です。
プラ材を接着する
プラ材は有機溶剤系接着剤で接着します。
接着剤については以下の記事もぜひご覧ください。
ヤスリがけしてプラ材とパーツを一体化させる
ヤスリがけして一体化させれば終了です!
この際のヤスリ選択は先ほどの削って尖らせるパターンと同じです。
スパイクを尖らせる際の注意点
スパイクは小さいパーツで接着力は弱いため、ヤスリがけは優しく行いましょう!
優しくヤスリがけしつつ、逆側を指などで支えながら作業すると折れにくくなります。
実際の作業写真
では、ここからHGゲルググの肩アーマースパイクを尖らせる作業をしていきます。
ゲルググの肩アーマーは厳密にはグフのようなスパイクではなく少し変則的なのですがのですが、理屈は同じです。早速トライしてみましょう。
接着部分を平たんにしておく
先ほどの図解通り、接着面を広くとりたいのでパーツの方をヤスリがけしておきます
プラ材を切り出す
プラ材はスパイクより大きいサイズで切り出します。
今回は少し大きめなので、エバーグリーン2.0mm×4.0mmの平棒を使いました。
エバーグリーン平棒は模型用プラ材の中ではエッジもしっかり立っており精度が高く、おすすめです。
パーツを接着する
有機溶剤系の接着剤で接着します。
筆者はタミヤ流し込みタイプ速乾を愛用しています。
ヤスリで優しくヤスる
続いてヤスリがけに入る前に・・・・
一からヤスリがけのみで対応しようとすると時間がかかるため、大まかな形をニッパーで作ってからヤスリがけに入るのがおすすめです。
ヤスリがけは先ほどの図解通り、優しく優しくいきましょう。
失敗は織り込み済み!
では、失敗した時の修正をご紹介します!
スパイクを延長して尖らせるのは、合わせ目消しと同じような作業方法となります。
このため、穴が開いたり軽く折れかけてしまったところは瞬間接着剤系のマテリアル、瞬間カラーパテ等を使ってどんどん埋めていきましょう!
埋めたところはまたヤスリがけして一体化させていきます。
瞬間カラーパテは必ず硬化促進剤とセットでお使いください。
完成
スパイクを尖らせるとかっこいいのは間違いないのですが、穴が開いたりガタガタしてしまっていると「やらなきゃよかった。。。」となること請け合いです。
少しずつチェックして、ミスした箇所は直しながらトライしましょう!